もくじ
e-EducationとSVP東京の2年間の協働を終えました
少し前の話ですが、NPO法人 e-Education との2年間にわたる投資・協働期間が終了しました。
僕と妻の茜( @AkaneSato )が夫婦2人でパートナーとして参画しているSVP東京(ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京)として、2013年度からご一緒させていただいたわけですが、SVP東京として企画した卒業イベント「3世代のバトンをつなぐ会」、NPO法人設立1周年記念イベント、そしてつい先日の卒業飲みを経て、ひと区切りついたなぁという感じなので…
正直、まだあまり実感はありませんが、この記事で簡単にご報告です。
NPO法人化、職員3名体制構築、Webメディアの地位確立など、2年間のe-Educationの飛躍
協働開始当時はまだ、代表を含めても常勤スタッフは1人もいませんでした。創業者である税所さんの縦横無尽な活躍もあって、知名度こそある程度あったものの、NPO法人格もない任意団体で、組織基盤整備も新規事業開拓もファンドレイジングもWebマーケティングもまだまだこれから。
そんなタイミングからご一緒させていただき、あっという間の2年間。多い時は週に2〜3回くらい顔を合わせてたと思います。振り返ればこの2年間、本当にいろいろなことがあったなぁ…
代表の三輪さんがJICAを辞めて e-Education に専念してから2年。組織基盤整備を経て無事にNPO法人格を取得し、今では心強い事務局長と海外事業統括が加わって職員3名体制。しかも直近で新たに2名採用予定です。
e-Education が運営するWebメディア「トジョウエンジン」は創刊してからわずか1年で2,500記事を更新して月間10万PVを突破、NPOメディアとして確固たる地位を築くに至っています。クラウドファンディングも計9回チャレンジして全て目標達成!
協働期間終盤には、バングラデシュで「第1回デジタル教育国際会議」を開催し、教育大臣からも表彰を受けました。創設者の税所さんと代表の三輪さんは Forbes 30 under 30 in Asia にも選出。ものすごいスピードで突き進む皆さんの姿を間近で応援でき、僕にとってもとても貴重な2年間でした。
佐藤慶一、牧浦土雅をはじめ、未来を担う若者が活躍するe-Education
僕が e-Education との協働チームに手を挙げ、協働2年目はチームの責任者(SVP東京ではLP=リードパートナーと言います)を務めようと思ったのは、e-Education のミッション、活動内容、そして一人ひとりの想いに共感したからです。さらに言えば、関わる全員が自分よりも年下の若いメンバーで、大学生のみんなからも本当に多くの刺激をもらいました。(干支で僕よりも1まわり以上若い10代のメンバーも!)
三輪さんや税所さんはもちろん、メディアの世界で大活躍している佐藤慶一くん、TED「世界の12人の若者」に選ばれた牧浦土雅くんをはじめ、e-Education に関わる若者のポテンシャルは本当にすごいと思います。オンラインMTGが中心で、会う機会は決して多くはありませんでしたが、彼らが担う未来は明るいなぁと心から思えたこと、とても嬉しかったです。
<参考記事>
■ 毎日記事を発信し続ける注目メディア、トジョウエンジン編集長・佐藤慶一氏が考えるコンテンツマーケティングのポイントとは
写真で振り返る、e-EducationとSVP東京の2年間の協働
この記事の後半は、そんな e-Education の皆さんとの思い出の写真を振り返ってみたいと思います。自己満な記事ですみませんが… e-Education & SVP東京の皆さんには楽しんでもらえるかと(^^;)
また、フォトギャラリーとしてのハイライトはやっぱりこれ! NPO法人設立1周年記念イベントです。
If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.(速く行きたいのなら、一人で行け。遠くへ行きたいのなら、みんなで行け。)
この10年、日本でも多くの新しい動きが生まれてきました。そういった動きは少しずつ広がり、想いを持った人たちが起こした行動が、周りの人々の心や社会の在り方をも徐々に変えてきていることを僕自身も強く実感しています。
“If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.”
(速く行きたいのなら、一人で行け。遠くへ行きたいのなら、みんなで行け。)
このブログメディアでも何度かご紹介していますが、e-Education との協働を終えるにあたっても、いつものこの言葉が思い起こされました。そして、僕自身の座右の銘は「一人じゃできないこと、みんなでやる」。皆さんと一緒に遠くまで行きたいと、改めて強く思います。
この記事の最後に、e-Education 代表の三輪さんからの嬉しいメッセージを紹介させていただきます。
SVP東京は毎年数団体に対して、年間100万円近い支援と、活動を成長させる協働パートナーによる人的支援を行なっており、私たちも2013年から2年間支援していただきました。
2年前はちょうど私が前職を退職したタイミングです。右も左もわからない中、SVP東京の皆さんは、私や団体の成長をずっと隣で支えてくれてくれ、何よりも心強く温かいサポートをしていただきました。
このようなメッセージをいただけるのはすごく光栄ですし、先日の卒業飲みで撮った集合写真は、一生の宝物になりそうです。
三輪さんをはじめ e-Education の皆さん、改めて、2年間本当にありがとうございました! そしてもちろん、これからもどうぞよろしくお願いします!
そして改めて。妻の茜(@AkaneSato)もこう書いてますし、僕たち夫婦は2人でトライセクターでより活躍できるよう、日々頑張っているつもりです。
政府にしか解決できない課題は年々減っており、民間や個人が関わり、解決する課題が増えてきていると感じます。また、グローバル化等でビジネスが複雑化し、企業間の競争も激化しているために、必要とされる人材の幅も広がっています。
企業、政府、非営利組織の境界は年々曖昧になってきており、持続的な発展のためには全てのセクターでの知見を集結させることが必要になってきているのだと思います。
※ 企業、政治・行政、非営利組織の垣根を超えて活躍するトライセクター・リーダー(Tri-sector Leader)とは? より
ビジネスとしては引き続きループスで、NPOとしてはソーシャルベンチャー・パートナーズ東京(SVP東京)やETIC.で。また個人としても、妻の茜の専門分野とも関わりながら、セクターを越えて価値を出していけるよう、これからも引き続き頑張ります。
皆さん、これからもどうぞよろしくお願いします!
<NPOのWebマーケティングに関して>
以下は昨年の夏に登壇したNPOサマースクールの講演スライドです。微力ではありますが、できる範囲でNPOの方々のお力になれればと思っていますので、何かあればいつでもお声がけください。
<今回の内容と近いテーマの記事>
■ アジア最大の「ファンドレイジング・日本2016」で司会をします
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■ NPOマーケティング、夫婦未来会議、ソーシャルアパートメント…多くの進展があった1年間
■ NPOの現場でWebマーケティングに取り組む人が集う「NPOための実践Webマーケティング勉強会」
■ NPOアカデミーに登壇しました! フローレンス、かものはし、e-Education、PLASのWebマーケティング事例をご紹介
■ AsMama、チャリティーサンタ、ピリカ、Coaido、つくばアグリチャレンジ。SVP東京の2015年度投資・協働先が決定!
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加藤たけし&佐藤茜(@AkaneSato)夫婦の情報発信
インターネット、マーケティング、テクノロジー、コミュニティデザイン、NPO、地域活性、政治・行政、海外、新しい働き方などのテーマにおいて、加藤たけし&佐藤茜( @AkaneSato )の夫婦2人で情報発信しています。
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これからもできる範囲で記事執筆を頑張りますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。