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16歳少女マララの国連スピーチ

 
女性教育の権利を訴えて今年のノーベル平和賞最有力候補とまで言われた、パキスタン出身の16歳の少女マララ・ユスフザイさん。16歳の少女を史上最年少の受賞者とすることの是非や、活動歴が短過ぎるとの反対意見もあって受賞こそならなかったものの、かなり有名なのでご存知の方が多いかと思いますが…恥ずかしながら、僕はこの大みそかに初めて彼女のスピーチを聴きました。

国連広報センター(UNIC Tokyo)によるダイジェスト映像(約3分30秒)

昨年10月、下校中のスクールバスで武装勢力「タリバン」に銃撃されて重態になったものの、英バーミンガムの病院で治療を受けて回復。今年7月にはニューヨークの国連本部で演説し、「すべての子どもに教育を受ける権利の実現を」と訴えています。

元気な姿とともに、銃撃されても信念を曲げず、教育を受けられない子どものための活動を続けることをアピールしたこのスピーチは、とても16歳とは思えないほど迫力と説得力に満ちたもの。この演説が行われた7月12日は彼女の誕生日当日で、国連がこの日を「マララ・デー」と名付けたというのも納得です。
 

マララさんの国連スピーチの全容


(約18分・日本語字幕つき)
 
特に僕が感銘を受けたのは、この動画の4分36秒からの約1分間です。彼女の口から発せられるメッセージ、ぜひ聴いてみてください。
http://youtu.be/iak1X8VedW0?t=4m36s(4分36秒からスタートします)

2012年10月9日、タリバンは私の額の左側を銃で撃ちました。私の友人も撃たれました。彼らは銃弾で私たちを黙らせようと考えたのです。でも失敗しました。私たちが沈黙したそのとき、数えきれないほどの声が上がったのです。テロリストたちは私たちの目的を変更させ、志を阻止しようと考えたのでしょう。しかし、私の人生で変わったものは何一つありません。次のものを除いて、です。私の中で弱さ、恐怖、絶望が死にました。強さ、力、そして勇気が生まれたのです。

私はこれまでと変わらず「マララ」のままです。そして、私の志もまったく変わりません。私の希望も、夢もまったく変わっていないのです。

■引用元
マララさん タリバン銃撃乗り越え国連演説全文「1人の子ども、1人の教師、1冊の本、1本のペンでも世界を変えられる」(ハフィントンポスト)
http://www.huffingtonpost.jp/2013/07/12/malala_speech_n_3588163.html

■参考記事
ノーベル平和賞候補。16歳パキスタン少女マララ・ユスフザイの奇跡
http://matome.naver.jp/odai/2136377417785706401
 
■関連書籍

 
話は少し変わりますが、彼女のスピーチを聴いて真っ先に思い出したのは、1992年にリオデジャネイロで開催された環境サミットにおける、当時12歳だったセヴァン・カリス・スズキ(Severn Cullis-Suzuki)のスピーチです。世界中の首脳が集まるこの会議に、子どもの環境団体の代表として参加し、満場の拍手喝采を博しました。

「どうやって直すのかわからないものを、壊し続けるのはもうやめてください」という12歳の少女が放った力強いメッセージは多くの人の心に響き、「伝説のスピーチ」と呼ばれています。

セヴァン・カリス・スズキ「伝説のスピーチ@環境サミット1992」

スピーチの書き起こしは こちら
 
 
また、スティーブ・ジョブズが2005年にスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチも紹介します。このブログでも何度か紹介していますが、このスピーチには僕自身、本当に強く影響を受けています。癌を宣告され、死と向き合ったジョブズの凝縮された言葉の数々が詰まっているスピーチです。

「Connecting the dots.」「Your time is limited, so don’t waste it living someone else’s life.」「Stay hungry, stay foolish.」…心に響く数多くのメッセージが詰まった、本当に濃密な15分。今までに何度も聴いたスピーチですが、セヴァン・カリス・スズキのスピーチとともに、このブログ記事を書きながらも何度も何度も繰り返し聴きました。いつの間にか、この2つのスピーチを聴くのが大晦日の日課となっている自分がいたり(笑)

スティーブ・ジョブズ「スタンフォード大学卒業式のスピーチ」

スピーチの書き起こしは こちら
 

課題先進国と言われる日本国内も問題は山積みですが、世界は僕たちの想像をはるかに超える「矛盾」や「不平等」、「不均衡」ばかりです。

One child, one teacher, one pen and one book can change the world.
(1人の子ども、1人の教師、1冊の本、そして1本のペン、それで世界を変えられる。)

改めて、マララさんのスピーチを2013年のうちに聴くことができて本当に良かったです。彼女の取り組みには今後も注目していきたいと思います。

2013年の終わりに、そして2014年の始まりに。まだこれらのスピーチを聴いていない方はぜひ、聴いてみてください。

そして皆さん、良いお年を!
 
 
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About The Author

加藤 たけし

ソーシャルメディアのビジネス活用コンサルティングを手がける株式会社ループス・コミュニケーションズ所属。ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京(SVP東京)パートナー。日本最大規模の読書コミュニティ・読書朝食会”Reading-Lab”(通称リーラボ)発起人 。1983年生まれ。2006年SFC卒。座右の銘:「ひとりじゃできないこと、みんなでやる。」 より詳細なプロフィールや連絡先はこちら ↓