妊婦の約8割が経験するという「つわり」。私はいま2人目の子を妊娠中なのですが、1人目のときも今回も、妊娠初期はつわりに苦しみました。
3ヶ月ほど続いた吐きづわりも最近やっと治まって、本当にほっとしているところです。
1人目のときは、初めての妊娠で慣れないこともあり「つわり、辛いけど耐えるしかない…」と思って諦めていたのですが、2人目のときは「なにか対策があるはず!」と思い、調べて試してみました。
妊婦さん向けの雑誌やサイトでは、「食べられるものを食べよう」とか「無理せず安静にしよう」とかのアドバイスが載っていることが多いですよね。でも私はそういった記事を見るたびに、「そういうのじゃなくて、もっと科学的にガッツリ効く対処法はないの…!?」と思ってました。なのでここではそんな方法を中心に紹介したいと思います。
薬を処方してもらう
「つわりに効く薬」は、残念ながらまだ存在しません。でも、つわりで出る諸症状を和らげてくれる薬があり、それにかなり助けられました。
一人目妊娠時は、「つわりは病気じゃない」というよく聞くフレーズが頭に刷り込まれていたおかげで、薬をもらうという発想がありませんでした。
今回つわりの対策を調べていく中で、吐き気に効く薬を処方してもらえる場合があることを知り、診てもらっている産婦人科でおそるおそる聞いてみました。
「つわりで吐き気がするのですが、薬を処方してもらえたりって…」
「あ、じゃあ出しておきますね」
とあっさり答えるお医者さん。吐き気を改善する薬を出してもらえました。
なんとなく「つわりくらい、みんな我慢してるんだから!」って怒られそうな気がしていたんですよね。でも、つわりに限らず、辛い時に薬の力に頼るのは全然悪いことではありません。1人目妊娠の時もそのことに気がつけばよかったなぁと思いました。
吐き気に効く漢方薬などを処方されることもあるそうです。妊婦さんの状況や病院の方針によって処方は変わってくると思いますので、診てもらっているお医者さんとぜひ相談してみてくださいね。
以下のサイトには具体的な薬の名前などについて言及がありました。
ビタミンB6を摂る
「ビタミンB6の摂取」も、つわり対策を調べると頻繁に出てくる方法でした。
AmazonのビタミンB6のレビューを見ると、「つわりに効いた」という妊婦さんのコメントがたくさん載っています。1人目妊娠の時には知らなかったけど、けっこうメジャーな方法だったんだなぁと驚きました。
ただ、ビタミンB6の効果については、まだ専門家によって見解が分かれるところがあるようです。おむつのパンパースのサイトには、こんなふうに載っていました。
栄養の専門家の中には、吐き気を防ぐためにビタミンB6のサプリメントを 75~100㎎摂ることを薦める人もいます。
つわり:いつ始まりどのように防ぐのか | おむつのパンパース
こちらの本では、「ビタミンB6は軽度のつわりに最も有効で、嘔吐には効かない」との説も載っていました。
雪印ビーンスタークは、「つわびー」という、明らかにつわりを意識したネーミングのビタミンB6・葉酸のサプリメントを出しています。でも、サイトなどでは「つわりに効く」とは一言も謳っていません。大人の事情を感じますね。
私は頻繁に吐くタイプの重めのつわりだったので、「ビタミンB6が劇的に効いた!」という感じはなかったのですが、飲まなかったときよりは体調がよかったんじゃないかな…とは思っています。
生姜(しょうが)を摂る
生姜を食べるもかなりメジャーな方法。特にアメリカやヨーロッパなどで人気の対策方法みたいです。
ショウガに吐き気を止める作用があることは、洋の東西を問わず昔から経験的に知られていた。例えば、漢方薬では、吐き気を止める処方にショウガが配合されている。ヨーロッパでも、つわりに対する民間薬としてショウガが使われている。
私は生姜湯、生姜の飴などをよく摂っていました。あと岩下の新生姜をかじったり、料理に生姜チューブを使ったり。
いまはほぼつわりは終わったのですが、胃が圧迫されて気持ち悪くなることがあるので、引き続き生姜は摂るように心がけています。
吐き気止めのツボを押す
吐き気に効く「内関」というツボが腕にあるということで、これも試してみることに。手首の内側の、手首が始まるあたりから指三本分くらい下のあたりの位置です。以下の「養命酒」のサイトに詳しい場所が出ています。
私はこの場所のツボ押しができるリストバンドをつけていました。「サイバンド」という商品が有名みたいです。
私はもっと安価で同じような作りのリストバンドをつけていました。
こちらも劇的に効く、というタイプのものではないですね。途中から面倒になってリストバンドもつけたりつけなかったりでしたが、たまに思い出してはツボを押していました。
つわりは辛いけど、いつか終わる
以上に加えて、「少ない量をこまめに食べる」とか、「炭酸水を飲む」とか、よく聞く方法も取り入れながら過ごしていました。
あと、歯磨きをすると吐いてしまうことが多かったので、思い切って歯を磨かないで寝たりしていました…これから妊婦歯科検診で虫歯ができていないか調べてもらおうと思います。
つわりは、吐き気や疲れなど身体面の辛さもありますが、何もやる気が起きない、気持ちが沈む…といったメンタル面での辛さも同時に起こりがち。本当にしんどい期間です。
ここではいくつかつわり対策を紹介しましたが、まだまだ「つわりの治療」とまで言えるレベルの対策は生み出されていないのが現実です。
「つわりが辛いからもう妊娠したくない」って方、けっこういると思うんですよね。つわりの治療法が確立されたら少子化対策にもなるだろうし、もっとつわり撲滅の機運が盛り上がってほしいなぁと切に思います。つわりの研究してる施設とかあったら寄付したいレベル!
この記事が、つわりに苦しむ妊婦さんに少しでもお役に立てたら嬉しいです。
出産までの記録マガジンをnoteではじめました。妊婦さんや結婚・妊娠・出産を検討している方はこちらもぜひ。