「さまざまな社会課題の解決にチャレンジする世界の広告コミュニケーション」を展示している企画展を見に行ってきました。企画展のタイトルは、「ひと・人・ヒトを幸せにする広告 – Good Ideas for GoodⅡ- 展」。
「ひと・人・ヒトを幸せにする広告 -GOOD Ideas for GOODⅡ-展」開催のご案内 | ミュージアム通信 | アドミュージアム東京
https://www.admt.jp/communication/news/article/?article_id=10
汐留のアド・ミュージアム東京で開催中で、参加は無料です(日曜・月曜はお休み)。
素敵な作品ばかりだったの、いくつか気になったものをご紹介します。
もくじ
リオ・パラリンピックの公式ムービー「We’re The Superhumans」
「Yes, I Can(私はできる)」というフレーズとともに、体に障害を抱える人たちが様々なチャレンジを重ねていきます。人間の持つ可能性に感動する素敵な映像でした。
ファッション誌ELLEの男女平等キャンペーンの動画「#MOREWOMAN」
政治やエンターテインメントなどの様々なシーンの画像を加工して男性だけを消すことで、いかに公の場で活躍している女性が少ないかを浮き彫りにしているムービー。これ、日本でもぜひやってみたいですね。女性が少ないどころか、無人になってしまうこともけっこうあるのでは…
監視カメラの映像をつかったCM「Coca Cola Security Cameras」
監視カメラに写ったふとしたハッピーな瞬間を集めた、コカコーラの素敵なCM。どちらかといえばネガティブなイメージのある監視カメラをポジティブに変換した、いいアイデアだと思いました。
ボランティア参加を促すCM 「Following」
日々の生活で、寄付のお願いのポスターやCMを見かけることってよくありますよね。このCMは、そこで目にした「困っている人たち(や動物)」が自分に着いてきてしまう、という映像。けっこう重いトーンです。これ、いまの日本で放送されたら炎上するのでは…?
映像の他にもポスターや企画の紹介もあり、時間がなかったのでじっくり見られなかったのですが、心に残るものがたくさんありました。
この企画展は一昨年も開催されていました。一昨年のレポートはこちら。
クリエイティブの質が高く、なかなか個人や小さな組織では真似できなさそうなものも多かったのですが、例えば2番目に紹介した#MOREWOMANの動画のように、ほとんどお金をかけずに作り、世界中に広まったキャンペーンもありました。
人に伝えることを仕事にしている方は、さまざまなヒントがもらえる企画展かなと思います。
※この記事は以前noteに投稿した記事をリライトしたものです。