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”社会課題の解決につながる取り組み”を紹介する「未来を変えるデザイン展」

主要19社によって”社会課題の解決につながる取り組み”が紹介される特別展示「未来を変えるデザイン展」が5月16日から開催されています。会場は東京・六本木の東京ミッドタウンのデザインハブ内です。

週末に足を運んだ方も多いようですが、僕も開催スタート前にプレスツアーにブロガーとしてお招きいただき、この企画の説明を聞いてきました。写真を中心に、その様子をダイジェストでお届けしたいと思います。
 

<公式ホームページ>
未来を変えるデザイン展:http://mirai-design2013.jp/

 

この「未来を変えるデザイン展」の主催は日本財団で、19社の取り組みを「農業」「コミュニティ」「教育」「エネルギー」「震災復興」の5つのテーマに分け、課題解決を象徴するブース展示が行われていました。

その展示方法も非常に特徴的で、参加企業の取り組みを「閃光」にたとえ、各プロジェクトを納めた「光のカプセル」が配置される形式です。

ぼんやりと光を放つカプセルのコンセプトは「未来を覗く」。出展企業が取り組むプロジェクトに対して、「現在(2013年)」「未来(2030年)」という2つの視点から覗けるようにカプセルが設計されています。

こんな感じ。

2013年現在の僕たちが抱える社会課題と、2030年にソーシャルデザインで世の中が変わった明るい未来。未来への可能性と社会へのインパクトを感じさせてくれる、非常にユニークなデザインだと思います。
 
 
詳細は実際に足を運んでぜひ体感してみていただきたいのですが、たとえばHONDAのインターナビ情報サービスの展示テーマは「走ることで創られる未来」。ホンダ車に乗ることでインターナビから転送される一台一台のデータが集積されること、またそれをHONDAが解析し、新たなソリューションとして社会へ還元することで、より良い街の創造に寄与していくことを表現されています。

穴を覗くと…

こちらは2013年現在の視点です。道路を走るホンダ車と、その先にはガラスの山のようなオブジェが。安全性や交通に潜む様々な問題のメタファーが表現されてます。
 

こちらは2030年の未来の視点。走るホンダ車の横から輝く都市が創られています。自動車の走行データが新たなソリューションに転換され、車が走ることでより安全な街が創られている様子が表現された展示です。
 
 
また、日本が抱えている社会課題を大枠から捉えたメッセージ動画も。


 
こういう風にビジュアルで表現してくれるのはやっぱりわかりやすくていいなぁと思います。社会課題を幅広く認知してもらうためにも、見せ方は重要でしょう。


 
今回のプレスツアーは平日の夜であまり時間もなかったこともあり、ゆっくり回ることは残念ながらできませんでした。いろいろと思考を巡らせながらじっくり回りたいので、また後日、休日に足を運んでみようと思っています。
 
 
また会期中は、出展企業の担当者と参加者を交えた対話を行う「ストーリーナイト」や、国内外の社会的課題をテーマにゲストを招いたセミナーやワークショップなどのイベントも開かれるようです。中でも以下は特にオススメのイベントです。ご興味をお持ちの方はぜひ。

イノベーションの起こし方~アメリカ西海岸のスタートアップを生みだすマインドセットとエコシステムとは~
講師:ソーシャルベンチャー・パートナーズ東京 ファウンダー 井上 英之
http://peatix.com/event/13803/

大震災が起きる前に考えておきたい“そなえ”の知恵とノウハウ
講師:公益社団法人 助けあいジャパン 代表理事 野田 祐機
http://peatix.com/event/13427/

BEソーシャル 〜未来を変える、これからの時代の企業のあり方
講師:ループス・コミュニケーションズ代表取締役社長 斉藤 徹& プロデューサー鬼頭 正己
http://peatix.com/event/13418/

 

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ABOUT ME
加藤 たけし
デジタルマーケティングのコンサルタント。民間企業の週3正社員&文部科学省 大臣官房 広報戦略アドバイザー(非常勤国家公務員)の官×民 複業中。慶應SFC卒。1歳児の父。育休7カ月。准認定ファンドレイザー。座右の銘:「ひとりじゃできないこと、みんなでやる。」より詳細なプロフィールや連絡先はこちら ↓
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