もともと週1くらいでしかオフィスには顔を出していなかったのですが、コロナ後は出勤がゼロになりました。リモートワーク、特に東京ではだいぶ浸透してきた気がします。
今回は、私が最近取り入れている、自宅で働く時間をすこし快適にできる簡単な方法をご紹介したいと思います。
キーワードは「森」です。
ワークスペースに自然を取り入れる
自宅から働く日が続く中、「毎日こんなに家にばっかりいて、心身に悪影響はないのかな?」と感じていた時に読んだのが、この「NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる」という本。
「自然はこんなに脳にも健康にもいい!」ということが、データや著者の実体験を交えつつ書かれています。
例えば、
- 3日間自然の中で過ごしただけで、創造性が50%向上した
- 森の中を散策すると、都会と歩いている時と比べて、ストレスホルモンとして知られているコルチゾール値が16%下がった
- ヒノキの香りが漂う部屋で寝た被験者は、3日後にNK細胞(免疫細胞)が20%増大した
といった実験結果が紹介されていました。
「数日〜数週間自然の中で過ごす」といった、取り入れるにはハードルが高い事例も多かったのですが、読んでいるうちに「もっと外に出て、自然に触れよう!」という気持ちが高まってきます。
結果、新宿御苑の年間パスを購入し、苑内の芝生の上からzoomで打ち合わせに参加したり、息抜きに散策したりする習慣ができました。
森の音をライブ配信!フォレストノーツ
そんな感じで「もっと生活に自然を、森を!」と思っていたのですが、冬になると寒くてなかなか外で長時間すごすのも厳しく……さらに、緊急事態宣言が出たことで、新宿御苑は閉園に。
そんな時に出会ったのがこの「フォレストノーツ(forest notes)」という、森の音をライブ配信するサービスでした。
フォレストノーツは、森の中にひっそりと置かれたマイクから、
毎日、季節ごとの森の声、息吹をお届けしています。
鳥や動物たちのなき声、木々の葉っぱをゆらす風の音、雨音や雷鳴は、まるで森のオーケストラ。
もともと音楽があると文字に集中できないタイプだったので、「『森の音』ならちょうどいいかも!」と思って聞き始めたのですが、ほどよく癒やされて集中力も高まる気がして私には合っていました。
サイトとアプリ両方から聴けて、どちらも無料です(サイトの方は会員登録が必要)。
「Forest Notes」スマートフォン、タブレット用アプリが登場! | JVCKENWOOD Design Corporation
ライブ配信ということで、聞くタイミングによって違った音が流れてくるのも楽しいです。
ガサガサという音とともに何か動物の鳴き声がしたり、鳥の声が聞こえたり。雷や雨の音がした時は、ついその土地の天気予報を確認してしまうことも。遠くの方からかすかに人の声が聞こえてきたこともありました(登山してる方?林業の方?)。
こういった思いがけない音がゆらぎになって、適度に刺激をもらえている気がします。
https://twitter.com/AkaneSato/status/1348828243915280385
楽して部屋に緑がほしい時は、エアプランツ
音だけではなく、何か部屋に緑がほしいなぁとも思って買ったのが「エアプランツ」。
土や水がいらない不思議な植物で、こうしてそのへんに置いておいて、週に1回ほど水にくぐらせたりして湿らせるだけでお世話はOKとのこと。花が咲く種類もあるそうです。
鉢植えも欲しかったのですが、うちには1歳と3歳の男児がいるので、ひっくり返されたりして大惨事になるんじゃないかな?と不安に。また、土があるとカビたり虫がよってきたりもしそうなので、このエアプランツのお手軽さは魅力的です。
私は花屋さんで500円で購入しましたが、100円ショップや無印良品などでも手に入るようなので、今度探してみます。
森の香りで頭スッキリ
聴覚、視覚ときたら次は嗅覚。
私が最近愛用しているがこの森の香りのルームスプレーです。生活の木が販売している「フォレストルーム」。「すっきりとした森林浴を思わせる香り」とのことです。
さわやかでスーッとする香りです。
主成分には「モミ精油、サイプレス精油、フランキンセンス精油など」と書かれていました。先に紹介した「NATURE FIX」ではヒノキの香りがいいと紹介されていたので、次はそれも取り入れてみたいです。
いずれは本物の森でワーケーションも
この記事の冒頭にも貼ったこの写真は、軽井沢にある「イカルカフェ」で撮ったもの。
森の中にある池を囲むように作られた建物が素敵で、一目で気に入ってしまいました。池が凍ったら、スケートリンクとしても利用できるそうです。
しばらくは家にいる生活が続きそうですが、いつかは実際にこんな森に囲まれた空間で仕事ができたらいいですよね(仕事だけじゃなく、もちろん遊びも!)。
それまでは擬似的に「森」を感じられるツールを活用しつつ、快適な空間を作っていきたいと思います。皆さんもリモートワークに疲れたら、ぜひ試してみてください!